アンダルシア!!


H&S WORLDWIDE
の海外コーディネーター&リサーチャー萩野絵美です。

こう毎日暑いと、既に夏バテ気味の方もいらっしゃるかもしれませんが、、、(筆頭は私です)

ここスペインも同じく!30度を越える夏日が、続いています。

世界中で活躍する日本人女性ハンサムウーマンを訪ねる旅、今日はスペイン・アンダルシアから、地元のお祭りの話題をお届けします。

ご案内いただきましたのは、アンダルシアとフラメンコをこよなく愛する、吉澤暁子さん。

 

 

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スペインからこんにちは、フラメンコにはまって15年目、スペイン生活7年目の吉澤暁子です。女性が堪能できる、三大イベント お祭りをご紹介します。

 

◎女性が一番美しく着飾るお祭り、それがセビージャの春祭り

日程:2011年5月3日〜8日/2012年4月24日〜29日

 

アンダルシアのお祭り、フェリアは、とっても格別。赤ちゃんからお年寄りまで、女性は華やかな民族衣装を、男性は礼服を身にまとい、春から夏にかけて、それぞれの都市や村でお祝いをします。

特に有名なのは、セビージャの春祭り、Feria de Abril。

女性が着るフェリア用の衣装は、毎年2月にSIMOFと呼ばれる、ファッションショーが開催されるほど、ドレスの色や形、そしてアクセサリーまで、毎年流行があり、皆が自慢の衣装探し、コーディネートに精を出します。またフェリア用の衣装の流行は、流行に敏感なプロのフラメンコの踊り手を中心に、フラメンコ衣装にも反映されます。

 

2011年の流行を簡単にまとめてみると:

ドレスの色/ベビーピンク、ベビーブルー、エメラルドブルー、カフェオレ色、ライトグレーなど、パステル系のカラーが今年は大人気。

小物/髪飾り、イヤリング、ブローチなどの小物は、30年代に流行ったクラシカルなデザインのものが主流で、マントンシージョと呼ばれるスカーフのつけかたも、デコルテと首筋、背中をキレイに出して見せる、昔風のスタイルが流行

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フェリア用の衣装の平均価格は、500ユーロ前後。でも、安いものは150ユーロ前後から、高いものは1000ユーロ以上と、価格もまちまち。しかし、目がこえてくると、安い衣装と高い衣装の見分けがつくようになるので、お洒落に気を抜けない女性たちは、毎年出費をどうおさえるかが悩みの種。でも、安い衣装でも、コーディネートの仕方によって、高い衣装を着た女性に見劣りしないテクニックが色々あります。

現地の人もあまり気づいていない秘密、それは小物にお金を出し、小物の色を統一させてコーディネートをすること。衣装も相当良いお値段しますが、それは小物も同じ。髪飾りやブローチ、スカーフなど、一通り揃えようとすると、100〜200ユーロは軽く超えてしまいます。そんなことから、小物はなるべく節約して間に合うもので、揃えてしまう人が多いのですが、それはとっても残念なこと。特に中国製の安い小物は御法度。品質の違いは一目瞭然。

見劣りしないテクニックの極意は、上半身、特に小物に気合いを入れること。

そして、髪の毛はキレイにまとめること。フェリアで特に人ごみの中で踊ると、ぶつかってお花などの髪飾りが落ちたり、髪の毛が乱れたり、メイクが崩れたり、靴擦れしたり、色々ハプニングがあるのですが、乱れは禁物。気合いを入れて、念には念を入れて、上半身と身なりを整え、セビジャーナスをきちんとマスターして、フェリアに足を運べば、地元の人も大歓迎してくれます。フェリア会場を埋め尽くしているカセタ(テント小屋)の大半は、基本的にプライベートの所有物なので、会員を知らないと中に入れないのですが、美しく身なりを整えている女性や正装している男性であれば、必ずセビージャの紳士淑女たちがウェルカムしてくださいます。

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フラメンコをはじめて,今年で15年目。セビージャで暮らしはじめて、今年で7年目。フラメンコを習い始めたとき、最初に習った踊りがセビジャーナス。初心者でも踊れるほど、簡単な踊りでもあり、粋に踊ろうとすればするほど、奥が深く、難しい踊り。日本ではアンダルシアの春祭りで踊られる踊りとして習ったものの、本物のフェリアを体験すると、踊り方はかなり違う。コンパスのとりかた、ブラソの使い方、目線や表情など、さらりと粋に踊るのはなかなか難しい。でも、初対面の人と踊るとき、誰もが喜んでくれるのが、相手の目を見ながらその時だけ情熱的に踊ること。それだけで、周囲からハレオがかかる。そして、次は俺と踊れ、私と踊ってと、引っ張りだこになる。今年は銀行の支店長の奥様から大変気に入られた。芸は身をたすく。いつか貴族の方とも踊ってみたい‥‥。(笑)

 

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◎男性が一番お洒落でかっこよく決めているお祭り、それがヘレスの馬祭り

日程:201158日〜15日/201256日〜13

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セビージャのフェリアは豪華な衣装を身にまとっている女性が多く、そんな女性たちが華であるのに対し、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラのフェリアは男性がセビージャ以上にお洒落に気を使い、男性がかっこ良く決めているお祭りだと言われている。とは言っても、ヘレスの女性たちだって、衣装選び、ドレス選びには精を出し、お洒落です。カセタもセビージャよりも大きく、踊るスペース、一般の人が入れるスペース、会員専用のスペースと、区切ってあり、居心地が良い。お料理も美味しい。馬や馬車も多い。そして、何よりも特別なのは、セビジャーナスではなく、ヘレスのブレリアを踊る、生のフィエスタが垣間見れ、堪能できるフェリアであるということ。フラメンコファンであれば、誰もが知っている、ヘレスのブレリアの難しさ。セビジャーナスは長さが決まっているので、コンパスさえ間違えなければ、どんな歌にあわせても踊れるのに対し、ブレリアは、歌ありき。歌や歌い方によって、長さも違えば、踊り方も変わってくる。身体の中にしっかりした隙のないコンパス、身体全体を使って表現できるアルテ、そして歌を聴きわける耳、それらのテクニックが身に付いてからこそ踊れる踊り。まさに、フラメンコの難しさが全て凝縮されているような踊り。腹から踊らなければ、ブレリアにはならない。そんな難しいブレリアをヘレスの人たちは、さりげなく、さらりと粋に踊ってくれる。スペインに来てから、ブレリアの難しさに打ちのめされながらも、耳も大分鍛えられ、昨年、ヘレスのフィエスタでブレリアデビューをしたところ、ちゃんと地元の人が認めてくれる踊りが踊れた。石の上にも3年というものの、ブレリアは石の上にも6年。ようやく、自分が今まで分かりたかったことが分かるようになってきて、第一段階をクリア。これからの課題は、更なる歌の勉強と、歌を聴きながら粋に踊ることを追求していくこと。

スペインの三大祭りと言われているセビージャの春祭りよりも、ヘレスの馬祭りの方が遥かに魅力的。フラメンコファンにはぜひ一度足を運んでもらいたいお祭りです。そして、地元のシェリー酒もご堪能あれ。

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◎コルドバのパティオ祭り

日程: 2011年5月4日〜15日

 

アンダルシアには、セビージャ、グラナダ、マラガ、ヘレス、カディスなど、魅力的な町がたくさんある中、私がお気に入りの町、それがコルドバです。

コルドバに初めて行ったのは、2004年の5月。それからすっかりファンになりました。

かつての後ウマイヤ朝の首都で、イスラム時代の文化を伝える建築物や町並みは世界遺産にも登録されている、歴史のある町。そして、そんな町並みだからこそ、残っている、中庭、パティオの文化。街が栄えた理由の一つが地下水が豊富だったからとか。そんなコルドバの旧市街にあるパティオには、井戸や噴水があり、現在も使われています。

 

 

 

5月になると、コルドバではパティオの美しさを競いあう、パティオ祭りが開催されます。お祭りの期間中は、パティオではもちろんのこと、広場や劇場でも様々なフラメンコのイベントも開催され、フラメンコファンなら2倍も3倍も楽しめる、一押しの時期です。

コンクールに参加するパティオは、コルドバ市民一般のご家庭。白い壁と鮮やかで美しい花のコントラストが見事で、ため息が出るほどの美しさ。こんなお家に住みたい‥‥と、パティオを見学する度に思います。

 

でも、パティオの維持費と労力は並大抵のものではありません。5月になると、日差しも強くなり、気温も30度を軽く超えてくるアンダルシア。お花のお手入れ、水やりは鉢の数が多ければ多いほど、大変。そして、そのお水はどうやってくむかというと、井戸からくむんです。井戸から水をくんだことのある人はご存知だと思いますが、重労働。それでも、毎年、がんばってパティオをお手入れして、沢山のキレイなお花を飾って、このコンクールに参加しているコルドバ市民には心から拍手とエールを送ります。

なお、コンクールで賞をとったパティオは、6月中旬まで開放しているので、コルドバを訪れるチャンスがあったら、ぜひ事前にネットで調べて、パティオをチェックしてみてください。ちなみに、パティオを見学させてもらうときは、挨拶と感謝の言葉を忘れずに、マナーはきちんと守って、見学してくださいね。普段はプライベートな空間を開放して、見学させてくださるコルドバ市民の善意に感謝をしながら、異空間をご堪能あれ。

アンダルシアを旅行される方は、ぜひコルドバにも足を運んでみてください。美しい町並み、青い空、パティオとキレイなお花たちが待ってくれています!!!

 

 

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☆吉澤暁子さん エグゼクティブ通訳&海外取材コーディネーター

対応言語:ドイツ語スペイン語/英語

 

プロフィール:1977年、栃木県足利市生まれ。小学校6年間を旧西ドイツ、バイエルン州の現地校に通い、13歳で帰国。帰国子女の枠は使わずに、栃木県立足利女子高校に進学後、ダンス部にて舞踊の世界に魅了される。現役で東京外国語大学欧米第一課程に入学後、フラメンコを始め、在学中、バイレを岡本倫子氏、カンテを大木ユリ氏に師事。

卒業後、外資系メーカーに入社後、テレビ番組「世界ウルルン滞在記」の海外プロデューサーとして映像制作会社へ転職。その後、議員秘書などを経験した後、フリーになり、ドイツ語通訳、コーディネーターとしてメディア関係を中心に活動を開始。

2004年2月、本場でフラメンコを学ぶため、スペインへ移住し、活動の拠点を欧州に移す。クライアントの要望に応えながら、欧州と日本を往来し、ドイツ語/スペイン語/英語のエグゼクティブ通訳、海外取材コーディネーターや、国内外のネットワーク情報網を活かし、タイアップ広告のプロデュースや、青少年交流セミナーの通訳、チャリティー活動、また最近ではスペイン国営放送のドキュメンタリー番組に出演したりと、幅広く活動中。

仕事とプライベートを両立させながら、本場でフラメンコを学びはじめて、今年で7年目。現在、セビージャにてアンドレス・ペーニャ、ピラール・オガジャ、アデラ・カンパージョ、ラ・チョニらに師事中。将来のビジョンは、日本に戻り、日本人として国際舞台で活躍する次世代のリーダーを育成する仕事に関わること。

 

世界で一番尊敬する人:株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏。

 

 

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