ロンドン・日本酒チャレンジ!

 

みなさん、2012年も早いもので(このフレーズ最近多用してるな・・・)、もう一ヶ月をきりました。そろそろ忘年会やクリスマスパーティーのシーズン突入されている方もいらっしゃいますよね?
お互い、暴飲暴食、気をつけましょう!
・・・といいつつも今回の話題は日本酒!いえいえ私、全然日本酒は飲める口じゃないのですが、でも素晴らしいですよね、海外で日本文化を広めていらっしゃる方々には尚更尊敬の念をいただきます。
場所は私の第二の故郷のイギリス、ロンドンですよ!クリスマスモード一色のロンドンから、最近の日本酒ブームの話題を届けていただいたのは、日本酒額講師の太田久美子さん!最近ではイギリスの「インターナショナルワインチャレンジ」大会でも日本酒部門が設けられるくらい、日本酒は人気なのですよね。
そもそも、久美子さんと日本酒の繋がりなのですが、

「私自身は、ロンドンにて日本酒のボランティア活動から始まりました。物産展で日本酒の紹介をしたのが2000年。それからずっと日本酒の海外普及に関わって現在も日本酒のイベントに、日本酒講座を開催する等々活動しています。しかも、現在では日本とつながりながら、世界の仲間が加わり、日本酒のコトを世界の仲間と一緒に普及活動しています。

自身、過去十数年を振り返ってみますと、本当に日本酒はジワジワと良い方向に広がってきました。
しかも最近の盛り上がりは、日本食あるいはフュージョンのレストランも多くトレンディな飲み物でもあります。これからどんどん広がっていくこと期待大です。

今年はまた英国ではオリンピックなど、様々なビックな催し物がありましたが、日本酒関連では今年8月末、
ロンドン酒チャレンジ、が皇室御用達の豪華百貨店ハロッズにて開催されました。
ですので、またすごい盛り上がりで、晴れなる受賞酒が先日発表されたところです。
日本の方もご存知だと思います。あのハロッズで、今年は唯一、ロンドンにて開催されました日本酒の品評会です。そしてこの記念すべき第一回ロンドン酒チャレンジ、世界の十五カ国から酒ソムリエ達が英国に集まりました。

勿論、プロフェッショナルに利き猪口で真剣にテイスティングしていきます。コメントもプロなのですが、ユニークなのは、食べ物とのマッチングの多様性です。スペインの酒ソムリエがこの日本酒は自分のパエリアと合わせる、と言えば、フランスの酒ソムリエはチーズとの相性を提案しています。
仲間が仲間を呼んで、皆で日本酒を更に広げていければ。こんなに素晴らしいことはないなあと実感したのでした。日本酒の文化もその美味しさもや奥深さも、もっと広がっていけばなあと思っています。
願わくば、更に多くの日本の方がまた日本酒に関心を持っていただいたり試していただいたり、日本酒の人気が急上昇するといいなと願っています。」

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ということで、早速レポートしていただきましょう☆
 

 

<日本酒 & ロンドン酒チャレンジ>

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さて、ロンドンも寒くなってきましたがクリスマスのイルミネーションやデコレーションをあちらこちらで見かけたり、地下鉄や路上のバスカーの奏でる音楽に触れますと、心がほのぼのとした気持ちになります。クリスマス当日の25日は電車など交通機関がストップしますので、街中は非常に静かになります。普段、車の渋滞も多く騒音がひどいロンドンですが、一気に交通量も減り、クリスマスの日だけは静けさに包まれるわけです。私自身は、そんな一年に一回の静かなロンドンが結構好きだったりします。さて、そのクリスマスまで残すところ約一ヶ月となり、今はその準備でワクワクしながらも忙しい時期。これもまた日本の年末が迫ってくる感じでしょうか。クリスマスのお祝いにシャンパンもいいけれど、勿論この機会に日本の国酒、日本酒で乾杯しませんか、とずーっと機会があることに周りに薦めています。

私がロンドンに降り立ったのは2000年で、その頃はロンドンで味わえる美味しい日本酒は皆無といってもいいくらいでした。それが今では日本酒を取り扱う輸入業者も増え、それを丁寧に広めていってくれる酒ソムリエ達が各地で活躍しています。日本酒に関わる一人一人皆の努力で、蔵元さんが丹誠を込めて醸造した日本酒がロンドンで年々多く紹介されるようになりましたし、イギリスで一番最初の酒ソムリエ(酒師)であろう菊池さんは今でも日本食レストランを経営しています。酒ソムリエは、また日本食レストランだけでなく中華、韓国、フレンチレストランやホテルのバーなど、創作的な寿司などを提供しているフュージョン系レストランだって見逃せません。日本酒は高級レストランから始まりジワジワと年月をかけて大きく広がってきています!

私事ですが、日本の美味しい地酒を紹介したい!と2004年にpremium sake company ISAKE UK LTDを立ち上げました。その頃、この地では新しいドリンクとして注目され、その素晴らしい洗練された味に感銘した人達のお顔を拝見するのに時間はかかりませんでした。イベントなども行いながら日本酒の普及に関わってきましたが、その度にいろいろな方(人種やバックグラウンドの違う人達)に出会う度、皆様に美味しいと言われると素直に嬉しいし、商品のストーリーを語ったりお客様との会話もはずむもの。しかし反対に、日本酒を価値ある飲み物として認識されていない現実に直面することもそれはあります。そんな時はまだまだ日本酒が本当に広がっていくのはこれからだなあと。毎回そんな繰り返しを感じながら今日にいたっています。既に本年2012年も押し迫るくらいですから光陰矢のごとし。。。

それから大事なのは、日本酒がどう広がっていくかということ。日本酒という飲み物の位置づけが曖昧な環境で、どんなタイプの日本酒でどう楽しむことが出来るのか説明したり、特にどう日本人以外の人達に日本酒を正しく伝えられるか、あるいはサービス精神旺盛な酒ソムリエが、さほど興味のない人に話してみたんだけど、試してみたいということで試してもらったら、あら大好きになっちゃった、ということもあるわけです。それほど酒ソムリエとしての役目は大切で仕事は幅広いということであります。

 現在では、日本酒の試飲会やイベントも、それから西洋料理との相性を試みたイベントも含めて所々で開催されています。温度帯で楽しむ日本酒メニューもご提案させていただきましたが、Ondo-Menu というティスティングメニューがDiningsで最近始まりました。このレストランのシェフは有名レストランであるノブで活躍後、現在シェフ兼オーナーですが、今年ザガットというレストランガイドで見事日本食レストラン第一位に選ばれています。

 前述しましたが、酒ソムリエの存在が日本酒業界を盛り上げていることは確実です。日本酒の需要は日本国内では残念ながら下降線を描いていますが、日本酒の海外輸出はとても伸びています。イギリスでの需要はアメリカや台湾などには全然追いつけないレベルですが。(でも各日本酒の競争が激しくなっているくらい、マーケットは広がっています。)

以下は、今年ロンドンオリンピックに合わせるように開催されました、日本酒のオリンピック?!「酒ソムリエアソシエーション」主催の新しい日本酒の品評会、その名は「ロンドン酒チャレンジ」です。

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日本酒がこれほどまでの人気になっている、そんな風潮を背景に、本当に品質の高い日本酒を称え、そのクオリティにふさわしい消費者からの評価を喚起するのが、「ロンドン酒チャレンジ」の役割です。審査にあたったのは、全員酒ソムリエ有資格者及び日本酒専門家で、日本酒の知識はもちろんのこと、西洋料理と西洋人の好みを熟知したその道のエキスパート達です。

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すべての参加商品を一定の基準に準拠しているかどうか厳正に判断され、受賞商品が決定されます。したがって、「ロンドン酒チャレンジ」に輝くことは、和食だけではなく、「洋食に合う日本酒」という看板を得ることでもあるのです。

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ひとつひとつじっくりと味や香りを確認していきます。判定シートも細かく、最後にはボトルを包んでいた風呂敷がはずされラベルの判定項目もありました。

世界で活躍する有資格の酒ソムリエの方々の審査により、一定基準に達し優れていると評価されたお酒に、そのクオリティを証明する金銀銅のメダルステッカーが授与されました。従いまして、これらのステッカーが貼られた日本酒を見かけましたらチャンス!
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世界の酒ソムリエ達がその高品質を認めた日本酒!

 

合わせる料理の幅が広く、美味しい日本酒の証拠です!

 

是非手にとってご覧いただきお召し上がりください。

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ドイツ、ノルウェー、スペイン、アメリカ、韓国など世界十五カ国から、一流のレストランや高級ホテルで働くまたバイ
ヤーとして活躍している酒ソムリエ達が集合しました。

 
「ロンドン酒チャレンジ」は、最高級百貨店「ハロッズ」のワイン部署で開かれました。

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日本のOLさんへの応援メッセージ

 

感謝の気持ちを忘れずに、Do your best! でしょうか。

小さな挑戦を沢山してみてください。

大きな挑戦と思うか、小さな挑戦と思うかそれは本人次第です。

海外に出てみたら、自信たっぷりで大きな事を言う人達がいっぱい。(笑)

小心者?の私はその自信はいったいどこから出てくるの?って叫んでしまいたいくらい。

でも、自信も大切ということに気が付きました。

だから恐れないで若い人達には思い切っていろいろ挑戦していただきたいと思います。

感謝の気持ちで。。

 

 

太田久美子さん プロフィール

 

静岡県出身。英国にて2004年地酒の輸入会社Isake UK Ltd.(愛酒)を設立。また更に多くの人々に日本酒を伝える為に自主ブランドの日本酒販売を開始。日本酒の文化や知識を伝導する重要性を感じ、2006年に酒ソムリエアソシエーション(SSA)を設立。英国を拠点に、現在では世界11ヶ国以上で活躍中のSSAの仲間達と一緒に日本酒を世界へ広げていけるよう日本酒講座や酒ソムリエの育成にと活動中。2012Isake UKIsake International Ltd.に社名変更。

www.isake.co.uk

www.sakesommelierassociation.com

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