ハリウッド在住、テレビ番組評論家!

クリスマスも終わり、今年も本当にあとわずか。そして、お正月休みに突入ですね。読者の皆さんはどこで、どのように、誰と過ごされるでしょうか?ご実家で家族とゆっくり、テレビ&DVD鑑賞という方も多いはず!
テレビ番組といえば、このブログでも度々、自分が担当していますイギリスのテレビ番組のFacebookサイト についてご紹介していますが、、、、テレビって、映画と違う要素とその国ならではのユーモアや旬な情報が凝縮された、最高の異文化教材ですよね。そしてやはり、世界的には規模も知名度もダントツはアメリカでしょう!そんな本場のアメリカのテレビ番組に魅せられ、テレビ番組評論家として第一線でご活躍される日本人女性がいらっしゃいます。今回主役のハンサムウーマン、三村めぐみさん。
「最近、映画から横滑りしてテレビのことを書いておられるフリーのジャーナリストが沢山いらっしゃいますが、テレビへの情熱を感じないのが、何より残念です。映画の方が「上」と思っておられる方が、日米を問わず(テレビ科学技術アカデミーの会員でさえ)まだまだ、根強く残っています。私は根っからのテレビっ子です。テレビがないと生きて行けない、三度の食事なんか目じゃない!ほどです。
アメリカにしっかり根を下ろして、現実とテレビとを見比べ、分析するのが大好きです。どこの国でも同じだと思いますが、その国の文化にどっぷり浸かっていないと、上っ面だけの報道になりますね?海外から来たジャーナリストが、とんちんかんな質問をして、スターを戸惑わせたり、怒らせたりするのは当然だと思います。
日本からはゴシップを要求されることが多く、日本人俳優を追っかけてくれなど、色々なリクエストを頂戴しますが、私は基本的にスターを追いかけるためにテレビを観ているのではなく、好きな番組のキャストとして登板の理由や役作りをインタビューして聞き出すこと=つまり、スターは飽くまで将棋の駒としてみています。クリエイターに創作過程を聞き出す方がずっとわくわくします。俳優って、単なる「器」ですから、話をしても余り面白くありません。勿論例外はいますが….」
といった、アメリカのテレビに対する情熱やテレビ番組評論家としての拘りをひしひしと感じられるメッセージを色々と頂きまして、彼女のフィロソフィーに惚れ込んだ私、ちゃっかりラジオ番組のレポートもお願いしたほど(テキスト&音声はコチラ )!
下記、三村めぐみさんより、ウーマン読者の皆さんの為だけにお届けいただきました!
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日経ウーマンのブログ読者の皆様、初めまして。三度の食事よりテレビ好きが高じて、職業にしてしまった三村めぐみと申します。ハリウッドに移り住んで12年ですが、米国に居を構えてもう27年になります。先日、私のブログを読んでくださった萩野さんから依頼を受けて、11月26日にラジオ出演させて頂きました。テレビ評論家としての活動、最近ハマっているお薦めの作品などをお話しする機会に恵まれましたが、あっと言う間で、効率よく時間を使って、もっと沢山作品を紹介すれば良かった!と悔やんでいます。私は断然、大人の鑑賞に耐える人間ドラマ、特に女性が主人公のドラマ派です。「デキる女」の公私の葛藤から学び、再出発を強いられたり、挫折しても不死鳥の如く蘇るヒロインから「元気、やる気、勇気」をもらって、ここまで来たと言っても過言ではありません。転職4度目で漸く「こんなに楽しいことをして、生きていけるとは!」と感謝しながら、ハリウッドで「わくわく、いきいき、にこにこ、どきどき」生きています。
<ハリウッドでのテレビ評論家としての活動>
テレビ評論家協会会員として、年2回開催される新番組内覧会に参加して、春、秋の新番組を米国在住の日本人読者にお薦めする。
新番組のパイロット版を必ず観て、気に入った作品のクリエイターやキャストにインタビューする。
撮影所別に行われるジャンケットに参加し、囲み取材、個別インタビューを行い、紙媒体で発表する。
クリエイターやキャストの番宣用の個別映像インタビュー。
テレビ科学技術アカデミー会員。番組の舞台裏を紹介するパネルインタビューに参加して、知識を深める。
テレビ業界に関するセミナーに参加し、業界の動きを発表する。
<お薦めの番組>
断然、大人の鑑賞に耐える人間ドラマ。中でも、
1)女性の再出発を描いた作品
*09年以来「グッド・ワイフ」にはまっています。
*12年春の新作「Scandal」(日本未放映)
*12年秋の新作「Nashville」(日本未放映)
2)科学では説明できない「魂」を描いた作品
*「弁護士イーライの不思議な日常」
*「リスナー 心を読む青い瞳」
*「Saving Hope」(日本未放映)
21世紀の最優秀作「Friday Night Lights」のロケ現場はテキサス州オースティン。撮影に使うフットボール球場で。オースティンの8月は、日本並だった。
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「ER 緊急救命室」最終シーズンのパネルインタビューに招待されたテレビ評論家。左は制作陣、真ん中に女優アンジェラ・バセットが着席。右側最前列中央に陣とって、話を聞く私。
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新番組内覧会では、このような「お遊び」もさせてもらえる。「デスパレートな妻たち」最終シーズンのキャストに私が登板したような合成写真だ。
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<日本のOLさんへのメッセージ>
可能性が年々先細りするOL生活に嫌気が差して、日本を脱出した、「新一世」と呼ばれる新移民の仲間入りをしました。烏賀陽弘道氏の著「『朝日』ともあろうものが。」を読んで頂けば、私が日本に見切りをつけて、米国に移住してきた訳を理解していただけると思います。日本の島国社会で悶々としておられる方や、脱出に今ひとつ踏み切れない方に、お薦めの著です。但し、私は脱出した人間なので、日本を捨てきれない方には、どんな応援メッセージを送ったら良いのか….居心地の悪い所で、頭をぶつけて生きるのは、辞めましょう!たった一度の人生、自分のために生きることは、決して利己的なことではありません。
基本的に、日本は何か人と違うこと、新しいことを始めようとすると、必ず止めるマイナス社会です。対照的に、米国は開拓精神を後押しするプラス社会ですから、「駄目元精神」を維持していれば、いずれ成功します。ハリウッドに「つて」も「こね」もなかった私が、4年足らずでテレビ評論家という天職に辿り着いたのが何よりの証拠です。憧れの仕事をしている、尊敬できる先輩を見つけて、体験談やこつを聞き出し、自分なりの戦略を立てて、ゴールに向かって歩き始めたところ、道すがら手を貸してくれる人が大勢出て来ました。但し、「実る程頭を垂れる稲穂かな」を充分に心して、応援したくなる謙虚な人でいること。そして、ゴールに辿り着くことより、過程が「生きる」ということですから、時々立ち止まって周囲を見回し、感謝と「今ここ」を満喫することを忘れないでください。海外で清水の舞台から飛び下りるような「飛躍」を遂げたい女性を、心から応援しています。
三村めぐみさん プロフィール
ハリウッドを拠点に活動するテレビ評論家。Television Critics Association (TCA)会員として年2回開催される新番組内覧会に参加する唯一の日本人。Academy of Television Arts & Sciences (ATAS)会員でもある。アメリカ在住20余年。
 

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